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社長ブログPresident Blog

季節の知恵に学び、健やかな夏を迎えるために

京都では祇園祭が行われ、本格的な夏の訪れを感じる季節となりました。

祇園祭は、古くから無病息災を願い、人々の幸せを祈る祭りとして受け継がれてきた日本を代表する伝統行事です。

そして、まもなく迎える「夏の土用」もまた、季節の変わり目に心と身体を整え、健やかに過ごすための知恵が込められた大切な節目とされています。

昔から土用は、季節の変わり目にあたり、心や身体のバランスを崩しやすい時期と言われています。土用の丑の日に「う」の付く食べ物を食べる風習も、暑い夏を元気に乗り切るための先人たちの知恵として、今も受け継がれています。

また、この時期は土を司る神様がいるとされ、土を動かす作業を控える風習もあります。一見すると言い伝えのように感じますが、炎天下での長時間の屋外作業を避けるという意味では、現代にも通じる暮らしの知恵なのかもしれません。

近年は、「観測史上初」と言われるような猛暑や気候の変化が続いています。

だからこそ、無理をするのではなく、自分の心と身体の声に耳を傾けることが、これまで以上に大切になっています。

私たちも日々、お客様の健康を支える仕事に携わっていますが、まずは私たち自身が健やかであること。そして、仲間同士が支え合える環境であることを大切にしています。

人生には、体調を崩すこともあれば、育児や介護など、誰かの支えが必要になる時期もあります。目に見えることもあれば、周りには気づかれない不調を抱えることもあるでしょう。

だからこそ大切なのは、「お互いさま」の気持ちです。

相手の状況に耳を傾け、対話を重ね、困った時には自然と手を差し伸べられる。そんな関係性が、人にも職場にも安心を生み出していくのだと思います。

そして、どんな状況でも忘れたくないのが「明朗」でいること。

順調な時に笑顔でいられるのは、決して難しいことではありません。

本当にその人らしさが表れるのは、思い通りにいかない時や、困難に直面した時ではないでしょうか。

だからこそ私たちは、どんな時でも前向きな気持ちを忘れず、お客様にとっても、働く仲間にとっても、「ここに来ると元気になれる」と感じていただける存在でありたいと願っています。

今回添えた書は、与謝野晶子と正岡子規が祇園祭を詠んだ作品を書にしたものです。日本の伝統文化や四季の美しさに触れる時間は、忙しい毎日の中で心を整えるひとときでもあります。季節の移ろいを感じながら、心と身体の健やかさを大切に過ごしていきたいものです。

これから迎える本格的な夏も、どうぞご自身の心と身体をいたわりながら、健やかな毎日をお過ごしください。

北野裕子